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毎日頭の中が先生でいっぱいです
2025/04
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こんばんは、今日は雨でした。。。
外に出て雨の匂いをふがふが嗅いでたら、のらのねこにガンつけられました。くそう!ばかにすんな!
雨っていいよね。
ユニクロのヒートテックがあったかくてありがたい!

雨だから、雨なネタを。
ちょっと書いてみます。つづきからどうぞ。






靴の中がしめっていたが、気にしなかった。
雨の中で遠くにネオンをみていると、泣いているような気分になる。なぜだろう。
すこし先にあるキリコの髪もしめっていたが、そのさわり心地は最高だった。
パイプがしめって使い物にならない。いい煙草だったのに、半分も吸わないうちに、だめにした。

雨が急に降りだしたから、雨宿りしようと云って、ガード下にもぐりこんだ。
雨の兆候に気づかなかったブラックジャックと、気づいていたが忘れていたキリコと、これは双方に責任があることだった。だからかれらはおたがいにかなり程よく濡れたままで、不機嫌にもならずにおたがいの頬にはりついた髪の毛など指さして笑っていられた。
キリコが笑ったまま、彼の長ったらしいまつ毛にのっかった水滴を指先でぬぐった。彼のまつ毛には長さゆえにいろんなものがのっかることがある。ゴミだったり、雪だったり。キリコはそのたびにそれをはらいおとした。そうだと、ブラックジャックは信じた。
それからキリコは濡れたままで、ゆめをみるように遠くのネオンをみやった。キリコは片目でゆめをみる。いろいろなものをみる。キリコの片目に、ネオンの光がうつりこんでいるような気がした。両目でみるよりも、キリコのみるものは鮮明だったりするんだろうか?片目のキリコと、両目のそろった自分とは、おなじものをみていると云えるだろうか?
彼は水滴の流れおちるつめたい頬に手をあてて、自分のほうを向かせ、おなじようにつめたい唇に触れ、それから、とじていたまぶたをこじあけて、眼球に舌をあてがった。キリコはそうされるときの妙な感触を、さいわい妙だと思うにとどめていた。

雨あしは弱まるどころか、だんだん強くなる。
雨宿りをして様子をみるという計画はもうとうに破綻していた。
これはタクシーをつかまえるか、傘を買うか、どうもそういう金銭による解決策しかなさそうだ。
そのどれもがそれなりの魅力を秘めているが、キリコはなんというだろう。
おおかた、先生のおすきに、というだろう。
そうしたら、この場で押し倒すのはどう?と、真顔で云ってみよう。

たぶん、今夜はたのしい夜になる。
雨の日の夜にたのしいと思えるなんて、キリコとすごすまで、考えたこともなかった。
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