毎日頭の中が先生でいっぱいです
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こんばんは、ふとテレビをつけたら、マライアキャリーの映画をやってて、見はじめたらなんかとまらなくなって結局最後まで見たマスダです。
拍手いただきありがとうございました!いつもありがとうございます。いいふうふでもなんでもないネタをお楽しみいただけたようで幸いです。。しょうもない話でほんとすいません。わたくしの頭の中は、いつもああいうしょうもないネタでもんもんしています。また気が向いたときにはああいうネタを書かせていただきます。
お返事は、よろしければお返事ページから。
さて、2日ぶりに、ネタのつづき。まだおわらない。いいかげんに一度まとめた方がいいかな……。つづきからどうぞ。。
拍手いただきありがとうございました!いつもありがとうございます。いいふうふでもなんでもないネタをお楽しみいただけたようで幸いです。。しょうもない話でほんとすいません。わたくしの頭の中は、いつもああいうしょうもないネタでもんもんしています。また気が向いたときにはああいうネタを書かせていただきます。
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さて、2日ぶりに、ネタのつづき。まだおわらない。いいかげんに一度まとめた方がいいかな……。つづきからどうぞ。。
ブラックジャック先生が、はっと目をさましたとき、そとはもうがんがんに明るくなっているようでした。身体をおこすと、カーテンのすきまからもれていた光が、ブラックジャック先生の顔にあたりました。彼はおもわず顔をしかめて、目をこすりました。すこし頭がいたいようなきがしました。ねすぎたときにかんじるようなぼんやりしたいたみです。彼はあくびをして、ベッドからおりました。かべにかかった時計をみると、9時をすぎていました。
「きのう、なにしたんだっけ……」
バスルームで顔をあらい、すこしぼんやりしていますと、だんだん記憶がもどってきました。
「そうだ、キリコがここにいて……」
彼はまるでまだそこにドクターキリコがいると思っているかのように、部屋をみわたしました。が、もちろんもういません。ブラックジャック先生は、ベッドにすわりこんで、なんとなくためいきをつきました。昨日のことを思い出すと、なんだかすこしいい気分になりました。あんなことははじめてでした。彼はまだ、自分の部屋にいるでしょうか?ブラックジャック先生は、てばやくみじたくをととのえて、たずねてみることにしました。すこし、わくわくしました。
彼は、部屋の前にやってくると、ドアをノックしました。返事はありません。もういちど、ノックをしてすこしまっていますと、ろうかをおそうじのおばさんがとおりかかりました。
「そこのお部屋でしたら、もうチェックアウトしてると思いますよ。私これからそのお部屋、おそうじするんですから」
おそうじのおばさんは、ブラックジャック先生の黒づくめのかっこうや、顔のきずを見てすこしぎょっとしたようでしたが、それでもぎこちなく笑って、その場をやりすごそうとしているようでした。ブラックジャック先生はがっかりしましたが、このおばさんのせいではありませんから、かるく頭を下げて、そのおばさんの横をとおりすぎ、1階へむかいました。
ブラックジャック先生は、エレベーターの中で、9時すぎなんていう時間に目をさましてしまった自分をのろいました。せっかくゆうべドクターキリコとあんなにいいかんじにおしゃべりしたというのに、もう次はいつ会えるかわからないなんて!このままなんにもしないで、ただ次に会うのをまつのはいやでした。それは、とても不安なことでした。この次に会うのがもし1年後だったりなんかして、ドクターキリコが昨日のことをすっかりわすれたりなんかしていたら、もうそれこそぜつぼうでした!ブラックジャック先生は、自分がとてもまぬけな気がしてきました。昨日のうちに、ちゃんとドクターキリコに好きだっていえばよかったんじゃないかな……などと、思いはじめていました。
彼はホテルを出て、すこし考えていましたが、またホテルの中にひきかえしていって、公衆電話のまえにやってきました。そして、なれた手つきである番号に電話をかけました。
「……ああ、おまえさんかい?私だよ。毎度とつぜんわるいね……そう、そうなんだ、ドクターキリコのけんで……ああ、たのむよ。いまどこにいるか、しきゅうつきとめてくれ。たぶん、私とそうとおくないところにいると思うんだが……ああ……金はいくらせいきゅうしてもらってもいいよ。かかっただけしはらう。じゃあたのむよ」
そして、まだふたことみこと、つけたしてから、まんぞくそうに電話をきりました。それからぶらりとそのへんをすこしあるきまわって、ちかくのきっさ店にはいってゆくと、新聞を広げました。ブラックジャック先生には、あんまり大きな声ではいえない知りあいが、たくさんいます。たとえば、たんていさんですとか、いろんなはこびやさんですとか、ぎょうしゃさんですとか、すこしひとにはたのみづらい仕事をひきうけてくれるひとをたくさん知っていました。けいさつにみつかってしまったら、おそらくちょっとめんどうなことになるでしょうが、ブラックジャック先生はそのへんをこころえていますので、これまでつかまったことはありません(そもそもそのまえに、めんきょなしでお医者さんをしていますものね)。ブラックジャック先生がほんとうにいいひとなのかどうかは、ここではふかく考えないことにしておきましょう。
さて、ブラックジャック先生はコーヒーを1ぱいたのむと、新聞をよみながらゆうがにそれをのみました。よく晴れたきもちのいい日でした。すこし、汗ばむくらいです。コーヒーをもってきてくれたお店のひとは、ブラックジャック先生のコートに顔をしかめましたが、ブラックジャック先生はそんなこと、なんとも思いません。はなうたでもうたいだしそうなほどきげんがよさそうでした。
30分くらいたったでしょうか。こぎれいなみなりの男のひとが、お店に入ってきました。そうして、ブラックジャック先生のとなりの席にさりげなく、すわりました。そのひともコーヒーをちゅうもんしました。ふたりはひとこともはなしをしませんでしたし、目をあわせもしませんでした。おたがいまったくすきかってにすごしているふうに見えました。そのひとは、コーヒーをのみほすと、すこしたばこなどすっていましたが、すぐに席をたちました。そのとき、じつにさりげなく、ブラックジャック先生のいるテーブルに、紙きれを1まい、おいてゆきました。
これが、ブラックジャック先生のドクターキリコストーキングのほうほうのひとつなのでした。彼はあるときはこういうやりかたで、ドクターキリコがどこにいるのかつきとめて、おいかけていくのです。ただしけいひがかかりますので、できれば自力でつきとめたいのですが、そういうわけにもいかないのがなやみどころです。ブラックジャック先生は、ときどき、ドクターキリコに発信機をとりつけたり、くびわをはめたりするようなことを、ちょっとしんけんに考えるのでした。なんだか、ちょっぴりこわいひとみたいですね。
ブラックジャック先生は紙に書かれた文字をみると、すこし間をあけて、店からでてゆきました。そして、タクシーをひろいました。タクシーのうんてんしゅは、ゆきさきもきかないうちに走りだしました。ブラックジャック先生も、なにもいいませんでした。それでも、タクシーはすいすいとまちをぬって走り、ブラックジャック先生を大きな駅のまえでおろしました。ブラックジャック先生は、お金をはらいませんでした。ただ、「あいつにもらってくれ」といっただけでした。うんてんしゅは、ぼうしをふかくかぶっていましたので表情はわかりませんでしたが、じじょうはわかっているというように、すこしうなずいて、ぼうしにてをやってあいさつしました。
ブラックジャック先生は、また公衆電話にたちよって、電話をかけました。
「ああ、私だよ。いや、たすかったよ。ところで、あいつはまだここに書いてあるのとおなじホームにいるかい?……ああ、そうか。そりゃよかった。おまえさんのところはいつもせいかくだねえ。じゃあようじはこれまでだ。うん、いつものようにかってにひきおとしてくれていい」
彼は電話を切ると、ほとんどスキップするようなあしどりで、駅のなかに入ってゆきました。かいさつで、電車のキップを買いますと、たくさんろせんがあるにもかかわらず、まよわずにあるろせんのホームに歩いてゆきました。階段をのぼり、すこし歩いて、ベンチにすわっているドクターキリコの横に、わざとなにもいわずに座りました。ドクターキリコはブラックジャック先生のすがたをみて、目を丸くしました。
それでは今日のところはこれくらいにして、次は駅でのふたりのやりとりのお話をしましょう。
たぶん、もうちょっとで先がみえるはずだ。きっと。先生がきもちわるいうざい犯罪者。つかまったら確実に半径数メートルに近づくことを禁ずる、とか云われそう。
「きのう、なにしたんだっけ……」
バスルームで顔をあらい、すこしぼんやりしていますと、だんだん記憶がもどってきました。
「そうだ、キリコがここにいて……」
彼はまるでまだそこにドクターキリコがいると思っているかのように、部屋をみわたしました。が、もちろんもういません。ブラックジャック先生は、ベッドにすわりこんで、なんとなくためいきをつきました。昨日のことを思い出すと、なんだかすこしいい気分になりました。あんなことははじめてでした。彼はまだ、自分の部屋にいるでしょうか?ブラックジャック先生は、てばやくみじたくをととのえて、たずねてみることにしました。すこし、わくわくしました。
彼は、部屋の前にやってくると、ドアをノックしました。返事はありません。もういちど、ノックをしてすこしまっていますと、ろうかをおそうじのおばさんがとおりかかりました。
「そこのお部屋でしたら、もうチェックアウトしてると思いますよ。私これからそのお部屋、おそうじするんですから」
おそうじのおばさんは、ブラックジャック先生の黒づくめのかっこうや、顔のきずを見てすこしぎょっとしたようでしたが、それでもぎこちなく笑って、その場をやりすごそうとしているようでした。ブラックジャック先生はがっかりしましたが、このおばさんのせいではありませんから、かるく頭を下げて、そのおばさんの横をとおりすぎ、1階へむかいました。
ブラックジャック先生は、エレベーターの中で、9時すぎなんていう時間に目をさましてしまった自分をのろいました。せっかくゆうべドクターキリコとあんなにいいかんじにおしゃべりしたというのに、もう次はいつ会えるかわからないなんて!このままなんにもしないで、ただ次に会うのをまつのはいやでした。それは、とても不安なことでした。この次に会うのがもし1年後だったりなんかして、ドクターキリコが昨日のことをすっかりわすれたりなんかしていたら、もうそれこそぜつぼうでした!ブラックジャック先生は、自分がとてもまぬけな気がしてきました。昨日のうちに、ちゃんとドクターキリコに好きだっていえばよかったんじゃないかな……などと、思いはじめていました。
彼はホテルを出て、すこし考えていましたが、またホテルの中にひきかえしていって、公衆電話のまえにやってきました。そして、なれた手つきである番号に電話をかけました。
「……ああ、おまえさんかい?私だよ。毎度とつぜんわるいね……そう、そうなんだ、ドクターキリコのけんで……ああ、たのむよ。いまどこにいるか、しきゅうつきとめてくれ。たぶん、私とそうとおくないところにいると思うんだが……ああ……金はいくらせいきゅうしてもらってもいいよ。かかっただけしはらう。じゃあたのむよ」
そして、まだふたことみこと、つけたしてから、まんぞくそうに電話をきりました。それからぶらりとそのへんをすこしあるきまわって、ちかくのきっさ店にはいってゆくと、新聞を広げました。ブラックジャック先生には、あんまり大きな声ではいえない知りあいが、たくさんいます。たとえば、たんていさんですとか、いろんなはこびやさんですとか、ぎょうしゃさんですとか、すこしひとにはたのみづらい仕事をひきうけてくれるひとをたくさん知っていました。けいさつにみつかってしまったら、おそらくちょっとめんどうなことになるでしょうが、ブラックジャック先生はそのへんをこころえていますので、これまでつかまったことはありません(そもそもそのまえに、めんきょなしでお医者さんをしていますものね)。ブラックジャック先生がほんとうにいいひとなのかどうかは、ここではふかく考えないことにしておきましょう。
さて、ブラックジャック先生はコーヒーを1ぱいたのむと、新聞をよみながらゆうがにそれをのみました。よく晴れたきもちのいい日でした。すこし、汗ばむくらいです。コーヒーをもってきてくれたお店のひとは、ブラックジャック先生のコートに顔をしかめましたが、ブラックジャック先生はそんなこと、なんとも思いません。はなうたでもうたいだしそうなほどきげんがよさそうでした。
30分くらいたったでしょうか。こぎれいなみなりの男のひとが、お店に入ってきました。そうして、ブラックジャック先生のとなりの席にさりげなく、すわりました。そのひともコーヒーをちゅうもんしました。ふたりはひとこともはなしをしませんでしたし、目をあわせもしませんでした。おたがいまったくすきかってにすごしているふうに見えました。そのひとは、コーヒーをのみほすと、すこしたばこなどすっていましたが、すぐに席をたちました。そのとき、じつにさりげなく、ブラックジャック先生のいるテーブルに、紙きれを1まい、おいてゆきました。
これが、ブラックジャック先生のドクターキリコストーキングのほうほうのひとつなのでした。彼はあるときはこういうやりかたで、ドクターキリコがどこにいるのかつきとめて、おいかけていくのです。ただしけいひがかかりますので、できれば自力でつきとめたいのですが、そういうわけにもいかないのがなやみどころです。ブラックジャック先生は、ときどき、ドクターキリコに発信機をとりつけたり、くびわをはめたりするようなことを、ちょっとしんけんに考えるのでした。なんだか、ちょっぴりこわいひとみたいですね。
ブラックジャック先生は紙に書かれた文字をみると、すこし間をあけて、店からでてゆきました。そして、タクシーをひろいました。タクシーのうんてんしゅは、ゆきさきもきかないうちに走りだしました。ブラックジャック先生も、なにもいいませんでした。それでも、タクシーはすいすいとまちをぬって走り、ブラックジャック先生を大きな駅のまえでおろしました。ブラックジャック先生は、お金をはらいませんでした。ただ、「あいつにもらってくれ」といっただけでした。うんてんしゅは、ぼうしをふかくかぶっていましたので表情はわかりませんでしたが、じじょうはわかっているというように、すこしうなずいて、ぼうしにてをやってあいさつしました。
ブラックジャック先生は、また公衆電話にたちよって、電話をかけました。
「ああ、私だよ。いや、たすかったよ。ところで、あいつはまだここに書いてあるのとおなじホームにいるかい?……ああ、そうか。そりゃよかった。おまえさんのところはいつもせいかくだねえ。じゃあようじはこれまでだ。うん、いつものようにかってにひきおとしてくれていい」
彼は電話を切ると、ほとんどスキップするようなあしどりで、駅のなかに入ってゆきました。かいさつで、電車のキップを買いますと、たくさんろせんがあるにもかかわらず、まよわずにあるろせんのホームに歩いてゆきました。階段をのぼり、すこし歩いて、ベンチにすわっているドクターキリコの横に、わざとなにもいわずに座りました。ドクターキリコはブラックジャック先生のすがたをみて、目を丸くしました。
それでは今日のところはこれくらいにして、次は駅でのふたりのやりとりのお話をしましょう。
たぶん、もうちょっとで先がみえるはずだ。きっと。先生がきもちわるいうざい犯罪者。つかまったら確実に半径数メートルに近づくことを禁ずる、とか云われそう。
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